矯正治療とは

矯正治療とは、歯並び、奥歯のかみ合わせ及び口元をきれいに整えることで、心身の健康を増進させる治療です。

矯正治療により、

  1. きれいな歯ならびよいかみ合わせとなります。
  2. 食べ物をかむ機能を改善します。
  3. 上あごと下あごでの前後左右のアンバランスを改善します。
  4. むし歯と歯周病の予防になります。
  5. 調和のとれた口元と顔貌になります。
  6. 顎関節症の予防になります。
  7. 発音が不明瞭となることが改善されます。

きれいに整った口元は、魅力的な明るい笑顔を生み出し、大人だけでなく成長とともに美しさに敏感になってくる子供たちにとっても、明るく、積極的な性格をもたらしてくれる事でしょう。
 

矯正治療はいつから始めればいいの?

矯正治療は、基本的に年齢制限はありません
ただし、開始年齢によって治療の方法が異なるため、効率的な矯正治療を行うためには治療の開始時期が非常に重要となります。

歯並び・かみ合わせの状態、年齢により最適な時期は異なりますが、一般的には5~6歳頃の前歯や奥歯が生えてきた時期が目安となります。
成長期から治療を開始することは、より幅広く理想的な矯正治療を行うことができます。
 
成人の方は、壮年・老年を問わず幅広く受診されるようになってきています。
 

不正咬合について

不正咬合とは

正しい歯並びを正常咬合というのに対して、問題のある歯並びやかみ合せを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。
不正咬合とは、見た目上歯並びが悪いだけでなく、上下それぞれの歯が異なった場所でかみ合い、その役割が機能しない状態です。
不正咬合には、上あごと下あごの位置がずれている骨格性のもの、歯とあごの大きさのバランスが悪い事によって、歯にでこぼこやすきまが生じる歯性のものなど様々な種類があります。
 

不正咬合が与える影響

  1. 食べ物が歯の間にはさまり、歯みがきがしにくく、むし歯や歯周病になりやすい
  2. 食べ物をよくかみ砕けず、胃腸などの消化器に負担がかかる。
  3. 上下のあごの発育や、顔の成長に影響を与えて、不調和をもたらす。
  4. 上あごと下あごをつなぐ顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすい
  5. 咀嚼筋の発達に影響を与え、筋力のバランスが崩れて姿勢も悪くなる。
  6. 正しい発音がしにくくなる。
  7. 視力低下の原因になるといわれ、学力や運動能力の低下を招きやすい。

不正咬合の種類

husei_001 正常咬合(せいじょうこうごう) ※正しい咬み合わせ
咬んだ時に上の前歯が下の前歯を2~3mm覆っている。上の前歯は下の前歯より2~3mm出ている。上下の前歯の正中(真ん中)が揃っている。上下の歯が互い違いに噛み合っている(ファスナー様)。歯並びが凸凹していない。歯と歯の間に隙間が無い。
husei_002 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
出っ歯とも呼ばれるもので、上の前歯が下の前歯よりも極端に前へ出ている咬み合わせ。
husei_003 下顎前突(かがくぜんとつ)
一般的に受け口と呼ばれるもので、反対咬合とも言われる。下の前歯が上の前歯よりも前へ出ており、前歯が逆になっている咬み合わせ。
husei_004 上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)
上下の歯が前に突き出た状態。上下のあごが突出しているため、口元が目立ち、見た目で悩む方がいます。唇が閉じにくい等の症状があります。
husei_005 開咬(かいこう)
普通に咬んでも奥歯が咬めるだけで、上下の前歯がくっつかない咬み合わせ。原因として舌の悪い癖によるものが多い。
husei_001 過蓋咬合(かがいこうごう)
咬んだ時に下の前歯がほとんど見えなくなってしまうような、極端に深い咬み合わせ。
husei_007 叢生(そうせい)
乱杭歯・八重歯など、歯がガタガタ生えている。歯の大きさとあごの大きさの不調和により、歯並びが悪い状態。
husei_008 交叉咬合(こうさこうごう)
咬みあわせが部分的に反対になっている状態。前歯の中心もズレていることもあり、また顔が左右非対称の場合が多い。
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