治療方法

むらまつ矯正歯科クリニックでは、精密検査の結果から治療目標を決定し、診断時に診断システムを用いて矯正治療後の顔の画像予測を提示させて頂きます。
そのため、安心して治療をスタートする事が可能です。

当院では、【歯の健康増進】を目指して矯正歯科治療を行っております。
成人の方はもちろんのこと子供からの矯正治療も積極的に行っております。

子供からの矯正治療も積極的に行う理由は、習癖の改善が可能、上あごと下あごの前後左右的なアンバランスの改善が可能、歯を抜かずに治療を行う事ができる可能性が高くなる、マルチブラケット装置(歯並びを治す装置、表側が一般的)をつけている期間が短縮されるなどがあります。

成人の矯正装置にはたくさんのタイプがありますので、目立たせたくない方には、透明なマルチブラケット矯正・マウスピース矯正をご用意しております。
 

矯正治療の種類

子供からの矯正治療(4歳~)

p2-1 早期治療の必要な場合は4~5歳からはじめる事もあります。
一般的には、奥歯と前歯がでてくる6~7歳が目安となります。
子供の時からの矯正治療は、一期治療と二期治療の2段階にわけて行い、子供の成長にあわせ口腔内を管理します。
主に、裏側で固定された装置や取り外す事ができる装置などを用いて、正しい位置に永久歯を誘導し、あごの成長のコントロールを行います。
これにより見た目だけではなく、より理想的な矯正治療を行う事ができます。
 
子供から矯正治療の利点
・上あご下あごの前後左右のずれの改善を行う事ができます。
・歯を抜く事なく治療を行う事ができる可能性が高くなります。
・マルチブラケット装置(きれいな歯ならびをつくるための装置)
 の装着期間を短縮する事ができます。
・歯並びを悪くする原因となる指しゃぶりや、
 舌癖などの悪習癖を治す事ができます。

成人(永久歯列期)の矯正治療(12歳~成人)

p2-2 成人の矯正治療は、きれいな歯ならびと口元をつくるための治療を行います。矯正治療は何歳になっても歯の位置を動かす事が可能です。最近では、学生や社会人はもちろん、40代、50代、また さらに年齢を重ねられた方で矯正治療を始められる方が増えています。
 
当院では、理想的な歯並びとかみ合わせをつくるための治療を行い、皆さまのライフスタイルや歯並びの状態に合わせた様々な矯正装置をご提案致します。
 
■ 当院では,以下のような装置を用いて治療を行っています
・表側からつける装置(目立ちにくい透明なマルチブラケット法)
 を用いた矯正治療
・歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正歯科治療
・透明なマウスピースを用いた矯正治療
 
■ この時期からの一般的な治療期間と通院回数
・平均的な治療期間
 非抜歯 24~30ヶ月 通院回数24~30回
 抜 歯 30~40ヶ月 通院回数30~40回

外科的矯正治療

p2-2 成人の矯正治療において、歯並びの土台となる上あごや下あごの大きさや位置が著しくずれている不正咬合(顎変形症)の場合、矯正治療のみでは治すことが出来ない場合があります。
そのような場合、あごの手術をすることによってあごの位置を正しく整える必要があります。これを外科的矯正治療といいます。
この外科的矯正治療を矯正治療の中に組み込むことによって、かみ合わせを整えます。
 
治療の流れとしては、
 ①主にマルチブラケット装置を用いた術前矯正
 ②入院・手術
 ③術後矯正
 ④保定
となっております。
 
■ 保険診療が可能です
顎変形症の治療は、国の定める指定自立支援医療機関(育成・更正医療)のうち顎口腔機能診断施設においては、健康保険で治療を行う事ができます。
ただし、外科的矯正治療の時期は、あごの成長が終了(16歳以降)から行います。

 

当院で使用する矯正装置

透明なマルチブラケット矯正

p2-2 歯の表側に装置をつけて行う最も一般的な方法です。
当院では目立たない透明の装置でセルフライゲーションブラケットを使用しています。
 
セルフライゲーションブラケットではブラケット自体がワイヤーを保持する構造を持っています。
そのため、従来のブラケットに比べてワイヤーとブラケット間の摩擦抵抗(フリクション)が軽減される事により、スムーズに歯を移動させる事ができるようになりました。

マウスピース矯正

p2-2 透明で薄いマウスピース型の矯正装置です。透明で薄いため、口元の見た目は装着しているのがほとんどわかりません。また、取り外しが可能なため衛生的です。
ただし、症状によっては使用できない場合がありますので、ご相談ください。

歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正歯科治療

p2-2 歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正歯科治療は、一時的に顎の骨に埋め込み、それを固定源として歯を動かす方法です。マルチブラケット装置と併用して治療を行います。患者さまへの負担の軽減が期待できます。

 

矯正歯科治療における一般的なリスクと副作用

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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